実習生を受け入れるにあたり、弊組合ではいくつか確認要件を設けております。

①直近2年度の決算状況
基本的には黒字であることが必須ですが、赤字でも設備投資によるものなど
状況次第でクリアになります。

②実習生本人の手取り月給保証
天候等に左右されやすい建設業において、「雨だから休み」の影響力は日本人でもそうですが、実習生にとっても非常に大きなものです。また、昨今の報道にあるように建設業における実習中の賃金未払いやそれが原因となる失踪がもとで、イメージ先行してしまい建設業での実習を避けられやすい状況下です。

そこで、稼働日数に関わらず「最低手取り月給12万円、職種・状況によっては14万円以上」の保証をお願いしております。また、今後の現地側の経済発展を考えるとこの最低月額はさらに上がっていくと考えられます。詳しい内容に関しては各社様ごとにご相談させていただきご協力をお願いしています。

 

③とにかく実習生をかわいがって積極的なコミュニケーションを。
正直ここが一番のポイントです。
彼らは日本ではない国で育ち、日本とは違った教育を受けてきますので、なかなか我々には理解しがたい行動や発言をしてしまうこともあるかと思います。けれどそれが彼らにとっては普通であり、我々はそこにしっかり向き合って教育していくことが必要です。お互いを尊重しあいながら、一つ一つコミュニケーションができていれば、多少のことでは問題になりません。。
報道で問題に上がる会社はここが足りていないのです。その心づもりをしていただくうえでも慎重に確認しています。


これ以外にも、会社の業態であったり社員数等確認事項はありますが、上記の3つがまずは必要です。

各組合様によって、この条件は全く違ってくるかと思いますが、非常に大事なとこになるのでしっかり見極めていただきたいと思います。