泉布観
建設時期:明治4年(1871年)
建物構造:総煉瓦造りの2階建て。
白い漆喰塗りの壁。
西洋建築様式が日本に伝来してからの最初期の本格的な洋風建築です。
ベランダを周囲に巡らせる「ベランダコロニアル様式」という建築様式。
建築設計:ウォートルス(アイルランド)
・大阪市内に現存する最も古い洋風建築として国の重要文化財に指定されました。
・造幣局の前身である造幣寮の応接所として建てられました。
・造幣寮は貨幣製造だけでなく、化学・機械・洋装なども製造し、西洋近代文化の先駆けとなりました。
・「泉布」は貨幣。「観」は壮健な館を意味し、明治天皇により名づけられました。
・明治5年に明治天皇が大阪に行幸されたときに宿舎として利用され、その後も皇族や要人を迎えました。