適塾
建設時期:寛政4年(1792年)
建物構造:木造二階建ての屋根は切妻造り。虫籠窓、格子造りの典型的な町屋。
建物自体は「江戸町家」であり「商家」。
・昭和17年に国へ寄贈。
・幕末の蘭学者・医学者の緒方洪庵が1843年(天保14年)に両替商 天王寺屋五兵衛の分家といわれる忠兵衛から購入。
・緒方洪庵は当時未知の学問であった病理学を体系化し、コレラなどの予防策に尽力した。
・西洋学問を学ぶことが出来る環境にあって、門下生には福沢諭吉や大村益次郎などがおり江戸末期~明治時代に活躍した多くの人物がいた。
・適塾における教育の中心は蘭書の会読であり、学習のために使用した辞書であるヅーフ辞書(当時貴重)があった。