面接も終わり、さぁ入国手続きしてすぐ入国・・・
とはなりません。正確に言うとAHRではあえてしていません。

理由はただ一つ、日本語の強化です!
建設現場での実習・仕事をしていくうえで特に最初の一年間は、現場での職人さんや周りの方々とのコミュニケーションがとれるか否かということが非常に大切になります。

本人としても何の指示を受けているかわからないことはストレスになりますし、現場の方にとっても指示がきちんと伝わらずに、事故になることは絶対に避けなければならないことです。

そういった事故やすれ違いをできる限り減らすために、入国する時点では、最低限の日常会話ができるとされる日本語能力試験のN4レベルになるよう指導しています。

そのレベルになるまでに平均6か月間が必要とされており、その期間を踏まえたうえでの受け入れ計画を立てていただいております。

教育指導は、組合が提携している現地の教育機関に委託しておりますが、組合からもベトナム人通訳を交え、定期的に日本語能力のチェックを行っております。

時々企業様と直接現地へ赴き、直接確認していただくこともあります。合格した実習生とは面接してから入国するまで半年以上の間企業様とは顔を合わせませんので、途中で会えるのはやる気につながりますし、日本人との会話練習という意味でもいい機会となります。

日本語の教育を通して、少しでも入国前から人間関係が作れればとも思っております。