こんにちは。
ベトナムの9月は雨期で、一旦暑さが収まったかと思えば、まだまだ35度を超える暑さが続いております。
10月にはちゃんと落ち着くのでしょうか。
私は現在、ベトナム人技能実習生の日本語教育に携わっております。
過去のブログでもお伝えしておりますが、
彼らの日本語学習に対する態度は非常に真面目で、熱心さが強く伝わってきます。
「どこにそこまで頑張れる力があるのか?」
日本語の魅力も合わせてお伝えさせて頂きたいと思います。
まず、彼らに「日本語は何が一番難しいですか?」と尋ねると、
真っ先に
「かんじ!!」と帰ってきます。
やはり漢字はどこの国でも難しいものですし、そもそもなぜ、
「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3種類があるのか理解に苦しむ様子です。
それでも、文字を組み合わせてつくる意味や、新しい言葉を覚えることに興味深々です。
漢字を少しでも好きになってもらえればと思い、習字の授業をしました。
彼らのカタカナの名前に、無理矢理漢字の当て字を与えて、彼ら自身に習字をしてもらいました。
漢字に触れることができて、大いに楽しんでくれたように思います。
彼らは、覚えた日本語はすぐに繰り返して使いますし、私が授業中に口癖で言う「そうそう!」や「え―っと」を意味も理解せずにマネをしてきます。
しっかり意味は伝えますが、日本語については何でも知りたいという気持ちが強いです。
覚えた言葉は忘れないように何度もノートに書いて頭に叩き込みます。
ときどき実習生に「日本語はどうですか?」と聞きますが、
いつも「日本語は難しいですが、面白いです!」と返ってきます。
日本で生活に馴染めるように勉強するという目的がありますが、日本語そのものを楽しんでいる実習生もいるように感じます。
日本語を楽しんでいる子は、上達も早い様に感じますので、日本語の楽しさを教えていく工夫もしていきたいと思います。