最近よくお客様より
「ベトナムの次って、どこの国からの人材が増えるの?」
といったお問い合わせをよくいただきます。
現状、ベトナムからの実習生・留学生が他国と比較しても大幅に増加しております。
直近の「出入国在留管理庁」からの情報によると、
2019年に入ってからの半年、技能実習生だけで
約4万人
入国したとのことです。
内訳は細かく出ていなかったのですが、
直前までの情報を基にすると、実習生の約6割がベトナムからの実習生ですので、
毎日150人近くのベトナム人が入国していることになります。
なかなか衝撃的な数字ですよね。。
「ハノイの空港の様子、技能実習に向かう子供と見送りに来る家族で毎日ごった返している」
ベトナムから来る子たちが増えているわけですが、元々は中国からの実習生が多かったわけで、次なる国が気になってらっしゃる方も多いということです。
これに対しまして、我々の回答としては
「正直、わかりません。。。」
「おいっ!」と突っ込まれてしまうかもしれませんが、理由としては、
実際にこの件について、関係者の中でも非常に意見が割れているからです。
私の周りだけでも、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、カンボジア、
そもそも「ベトナムがしばらく続いていく」など、意見は人それぞれです。
上記の国は全て視察に行っていますが、どの国もいいところもあれば、まだまだこれからな部分もあり、「何を大事にするか」で大きく変わってくるかと思っています。
我々は、人間性(国民性)と日本語能力に重点を置いております。
そういった面から行くと、幣組合ではミャンマーからの受入もスタートしようといったところです。
理由としては、
①仏教徒が9割以上で非常に素直な国民性
➁母語であるビルマ語(ミャンマー語)が日本語と似た文法であり、比較的習得しやすい
実際に昨年末の日本語能力試験では、東南アジアの中では、タイやインドネシアを抑え、ベトナムに次ぐ2番目の受験者数でした。
その反面、国家としてまだ不安定な側面や、過去には、技能実習生等の失踪が多かった事実もあります。
ミャンマーだけでなく、ベトナム以外の各国に関しても母国語通訳者が少なく、日本国内におけるコミュニティの少なさもあり、受入側にもまだまだ大きな課題があります。
いずれにしても、どの国であれ基本的には「同じ人類」ということには変わりなく、一人一人と向き合って、きちんと選抜し、教育し、コミュニケーションをとっていくことが非常に大事であると考えております。
日本に来る外国人が増えている反面、ある英金融機関の調査によれば、
「外国人が働きたい国ランキング」で、
日本は最下位から2番目
という結果も出ており、いかに
「魅力ある日本、企業、人材」
でいられるかが問われています。
そんな環境を作るお手伝いをするのが我々の仕事です。
何かお困りごとがあればぜひお問い合わせください!