実習生の面接に現地へ行かれたことがある方であればこんなこと感じたことありませんか?
「この場で決めろといわれても判断材料少ないなぁ」
「事前にもらった履歴書を参考に事前に選んでたけど、来てみたら全然印象違う!!」
「履歴書にも本人からも「まじめな性格です」といわれてもピンとこないしなー」
これは往々にして起こっている、実習生あるあるかもしれません。
日本人でも数回の面接を行ったり、3か月の研修期間を経て採用になったりするのに、初めて会うベトナム人をその場で三年先を見据えて面接するのには無理があると思います。
合宿選抜による事前面接がいいところ
そこで我々は、そういった不安を少しでもなくしてミスマッチを減らすため、組合社員を現地に派遣して、事前教育を行っています。加えて、社員と実習生候補生が一定期間生活を共にし、その個人の性格や能力を見たうえで組合選抜を行えるような仕組みを取り入れています。
これにより、日本人目線での評価が可能となり、普段の生活の中で起きた具体的なエピソードと合わせて面接で判断ができるようになります。
例えば、いくら授業中の態度が良くても、先生がいない自習の時間は一切勉強していなかったり、見えないところでも気配りをしている子などそれぞれの個性が見れるので、こういったアドバイスは面接の際に企業様からも一定の評価をいただいております。
また、企業様の面接までの勉強時間によっては、その分早く入国することも可能です。(※書類の申請状況にもよります。)
なぜ事前教育や合宿選抜を行うのか
正直かなり手間がかかりますし、本人からしても他の組合で日本へ行くより可能性が減ってしまうので、厳しい環境下です。しかし、実際日本からの増え続けるオーダーに対して、供給側である人材が少しずつ質や意識が低い子が増えたと感じるのも事実。
だからこそ我々としては、しっかりとした教育を行い、日本での3年の実習をしっかり勤め上げられるであろう人材のみを紹介したいですし、企業様にも来やすい環境や待遇を整えていただくことで、ミスマッチやテレビに出るような問題の多くが防げると思っています。そして、何より我々監理側として、彼らと入国前に人間関係を作れるのが大きい。
まだまだ粗削りなので、改善を重ねながらではありますが関わる全ての人がハッピーになれるよう引き続き行っていきたいと思います。