こんにちは。

お正月にベトナムへ帰りました。

 

ベトナムは旧暦を使っている国で、日本のお正月とは1ヶ月程、日程がずれています。

 

7年前と比べるとベトナムのお正月は大きく変化しました。

 

現在、ベトナムの多くの若者は外でお正月を迎えます。

00:00ちょうど(新しい年に変わる瞬間)になると、町に一斉に花火が打ち上がります。

 

その綺麗な瞬間に、『良い年を迎えられるように』と

みんな一緒に大きな声で”チュック ムン ナム モイ“(明けましておめでとうございます)と言います。

 

日本と同じように、ベトナムも旧暦の3日(1日~3日)はお正月です。

1日には、親戚の家を訪ねて、テト(正月)をお祝いします。

日本はお正月に、お節や雑煮など特別な料理を食べる文化がありますが、ベトナム人も同じです。

 

“お餅から作ったバイン チュン(餅蒸)”という料理を食べます。

“バイン チュン”はしかくの形をしており、大地を連想しています。

昔のベトナム人は“バイン チュン”を食べて、神様に一年の豊作をお祈りしました。

今もその習慣が残っています。

日本と同様、ベトナムでもお年玉の文化があり、子どもたちはお年玉をもらうことを楽しみにしています。

ただ、日本と違って、ベトナム人がよく使うお年玉袋は『赤色』が殆どです。

 

赤いお年玉袋であげることで、『子どもたちにたくさんの幸運が訪れるように』という意味をもっています。

また、家で桃の花を飾り、お祈りごとを書いた短冊を飾り、今年も良い一年になりますようにとお祈りします。

 

ベトナム人にとって、お正月はそれぞれ一年間を振り返り、新年を祝うだけではなく、家族が集まる大切な時間です。特に地元を離れた方にとっては、お正月はもっと大事な日になるでしょう。

 

現在、日本の建設会社で働いているベトナム人実習生が

「僕は3年間実習生活を頑張って、家族と一緒にお正月を迎えます!」と言っていました。

ベトナム人にとって、お正月は本当に特別な日です!

 

AHR通訳