※9/10更新
新型コロナウイルスの影響により、世界各国が入出国制限を行っています。
我々が行っている技能実習生の受け入れに関しても、同様に対象となっており
幣組合でも3月中旬から入国できていない実習生が出てきてしまっている現状です。
昨年1年間の技能実習生の入国数から推察するに、ベトナムだけで3万人以上が
現在待機していると考えられます。
(法務省:http://www.moj.go.jp/content/001317543.pdf)
彼ら彼女らが一体いつ入国できるのか、また今まで普通に行っていた現地へ赴いて
行う現地面接はいつからできるのか、今出ている情報を整理しながら見ていきたいと思います。
実習生の入国は9月からできる!?
ベトナムから実習生を受け入れている我々にとって、朗報とも取れるニュースが
先月発表されました。
入国制限緩和へ 4か国 一日最大250人:日テレNEWS24(https://www.news24.jp/articles/2020/06/12/04660279.html)
しかし、気になることが一点。一日最大250人!?
前述の法務省の資料によると、2019年のベトナムからのビジネス関係の新規入国者が約15万人のため、
一日あたり400人以上入国していたことになります。
ベトナム航空が日本便の運休を8月末まで伸ばしたこともあり(引用)、
もし9月から入国が再開されたとしても実際に入国できる飛行機をとれるには
かなりの時間がかかることが予想されます。
仮に年内中人数制限がかかった場合、今待っている実習生だけを順番に
入国させても4か月以上かかる計算になりますから、道のりはまだ長そうです。。
追記(2020.7.30)
技能実習生を除く就労関係のベトナム人が日本に入国するためのビザ申請がスタートしました。
後追いで実習生が始まる見込みです。(在ベトナム日本国大使館:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona0722.html)
日本人がいけるのは来年以降?
反対に面接しに行くにはどのくらい時間がかかるでしょう。
先日ベトナムのフック首相の名前でこんな文章が載っていました。
「外国へのドアを一気に開け放つということはない」
「フック首相は、観光客はまだ受入れないことを強調しつつ、適切な隔離措置を実施すれば、あらゆる専門家、高度労働者及び投資家はベトナムに入国することができると指摘した。」
参照:在ベトナム日本国大使館
具体的な期間等の明記はもちろんありませんでしたが、この文章から察するに
感染者数がかなり抑えられた国という前提で、ビジネス関連の特別な方からの
入国となるのではないでしょうか。
市中感染がもう3か月近く0人のベトナムに対しベトナム中部ダナンを中心に感染が再拡大し始めているのに加え、また感染者が増えてきてしまっている
日本からの訪越は、かなり厳しい基準をクリアしないといけないことが予測されますし、
基本的に2泊4日等の短期滞在にて面接が行われていたため、2週間の社会的隔離
なしで現地に行くには、このままの流れだと年内は厳しいと幣組合では考えております。
だからこそ今やっておくべきオンライン面接
以上の情報から、技能実習生を受け入れてらっしゃる企業様の受け入れ計画は
大きく崩れているかと思います。
「やっぱり現地で直接面接がしたいから、コロナが明けたら行きたい」
という企業様も多々いらっしゃるかと思いますが、実習生の入国に関しても以前の
状態に戻るにはかなりの時間を要するので、面接を遅くすればするほどさらに入国も遅れることが予想されます。
また、オンラインで面接を行うこと自体に抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、
実際幣組合でオンライン面接をされた方のほぼ全員が、
「実際の面接と変わりなくすることができた」
との感想をいただいております。(幣組合調べ)
こういったご意見をいただけるのも、思っているよりオンラインでも対話ができるのはもちろん、
「組合による合宿選抜」を行っているからだと考えております。
(合宿選抜についてはコチラ)
気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。
担当:石川
072-645-5130
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