全世界的にコロナウイルスの影響で人との交流や移動を制限され、
我々の技能実習事業に関しても、技能実習生が入国できなかったり、
現地に赴いての面接が行えないなど非常に大きな影響を受けています。
そこでAHR協同組合では新しい技能実習生を受け入れ予定していた企業様に
オンラインによる面接をお勧めしております。
今回はそのオンライン面接に関して幣組合が行っている取り組みについてご紹介いたします。
AHR独自の合宿選抜会
オンライン面接での一番の課題は
「本人の表情や空気感を感じ取りにくい」点だと考えております。
ただでさえ日本とは違う文化や環境の中で育ってきた人材の本質を見極めるのは、
数時間の面接だけでは難しいというのに、それが画面越しになってしまったら
余計にわからないのではという方も多くいらっしゃると思います。
その課題を解決するため、幣組合では事前選抜を行う合宿選抜会を行っております。
合同選抜会とは実習生候補者を学校に集め一週間の合宿生活を行い、授業や食事・
自由時間に至るすべての時間を評価対象として選抜するAHR独自の制度です。
合宿選抜会を通して技能実習生候補者の性格や日本語能力、さらに生活態度や
振る舞いに関して総合的に評価を行い、AHR基準を突破した者のみを企業様の
面接に参加させるという他の機関よりも厳しい選抜を行っています。
この選抜を行うことで、候補者を事前にふるいにかけられるのはもちろん、
企業面接の際に合宿選抜会で得た情報を共有しながら面接を行うことができるので、
普通に面接しても感じ取りにくい本人の性格や日本語に対する相性などを加味した面接選抜が可能です。
普段明るい性格の子でも面接では緊張して自分らしさを出せない実習生も多く
いますので、今までの面接だけでは見れない一面をお伝えすることができます。
ミスマッチを防ぐ!日本人組合職員による直接評価
これらの合宿選抜は手間と時間がかかるものですが、現地の送り出し機関に
任せきりにするのではなく、幣組合の日本人職員が直接指導や観察を行っています。
これにより日本人目線での評価やコメントができますので、より選抜の助けになると思います。
また日本人職員が一週間のうち半分以上を寝食も共に過ごしているので、
授業中にも見せない細かな行動やしぐさもキャッチすることができ、
生活面におけるミスマッチも極力減らすこともできます。
さらに企業の面接合格後も組合職員による日本語教育を行っています。
特に建設現場での会話や関西弁なども直接指導しており、日本に来てすぐに使える
会話教育を目指しています。
いかがだったでしょうか。
まだまだ改善点も多い合宿制度ですが、実習生候補者の特徴をしっかり捉えることで、
オンラインでも問題なく人材の選抜が行えるようになっています。
質問等ございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。