12月に入りました。1日夜と早朝の空模様です。いよいよ本格的な冬の到来を迎え、火気を使用する機会も多くなってきました。空気が乾燥しやすいこの季節、火の取り扱いには十分にご注意しましょう。

 

まさか我が家で火災が発生したら・・・

今日本では住宅火災によって毎年のように約1,000人の方がなくなっています。火災による死因は、火傷が最も多いように思われますが、意外に多いのが一酸化炭素中毒・窒息で亡くなられる方が多いです。この原因は、病気や体が不自由なために逃げ遅れたり、夜間熟睡していたために逃げ遅れたりするなど、「逃げ遅れ」が全体の半分を超えて最多となっています。

 

建築基準法の内装制限では、建物内部で火災が発生した際に、内装が激しく燃えて火災が拡大したり、有害なガスを発生したりして、内部にいる人間の避難を妨げることがないように規定されています。

 

また、防火性能については、防火材料とは、不燃、準不燃、難燃の性能区分に応じて、国土交通大臣が定めた材料又は認定された材料です。

その性能は建設基準法施行令の技術的基準で定められており、建築材料に通常の火災による火熱が加えられた場合に以下の要点を満たしている必要があります。

1、燃焼しないものであること。

2、防火上有害な変形溶融、亀裂その他の損傷を生じさせないものであること。

3、避難上有害な煙又はガスを発生させないものであること。

これらによって少しでも避難するのに有効となるよう、煙が出ない、燃え広がらないなどの工夫がなされています。

 

これらを参考に我が家の室内を見回すと

準不燃、難燃以上の仕様が施されている壁、天井、床に使用されているクロス、ボード、断熱材が思いつきますが・・・

炎が立ち上がる時間を少しでも遅らせるための防炎仕様のカーテン・・・

          

 

また、逃げ遅れで亡くなる時間帯は、皆さんが寝ている深夜の時間帯が犠牲になる危険性が高くなっています。寝ている深夜の時間帯の火災発生件数は、日中の約3分の1ですが、死者数について見ると、なんと深夜の時間帯のほうが約2倍も多くなっています。そのため、「寝室」、「階段」等への住宅用火災警報器の設置が有効です。寝ている時に火災の煙や熱を早期に感知し、警報音や音声で、自動的に火災を知らせてくれます。火災による深夜の時間帯の逃げ遅れを少しでも減らすため各市町村の条例で定められています。

 

逃げ遅れが原因の住宅火災による死者を軽減するための住宅用火災警報器

また昨今自然災害等多発しています。建物を火災や事故から守るために

 

分電盤は、電力会社から家庭に送られてきた電気を各部屋へ分ける役割をしています。その分電盤の中に電気の流れを管理しているブレーカーという装置があり、電気の使い過ぎや電気が漏れる漏電が起きた時に、火災や感電など重大事故を未然に防ぐために電気を止めてくれます。

 

分電盤(漏電遮断器付き分電盤)

震度5以上の地震を感知したときや定めた量以上のガスが流れた場合等自動的にガスを止めて、メーターのランプ等で警報表示します。

 

ガスメーター

このように家庭内には、それぞれの役割をもって火事を起こさない、起きたとしても燃え広がりにくい、警報を発して逃げ遅れを防ぐ器具等が備わっています。

 

AHR協同組合の共同購入事業では、住宅資材に用いられる建設資材等を当組合一括で仕入れることにより、安価な組合価格にて提供しております。また、現場への資材配送の車両手配も行っています。是非お問い合わせください。

 

お問い合わせは、

AHR協同組合リンク先 www.ahr-kk.jp